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夢見るトレイシー [音楽]

トレイシー・ウルマン。この人は元々イギリスでコメディアンというか女優をやっており、80年代にアメリカで女優、司会者として成功したため、副業のような感じで歌手もやっていたんだと思う。
なので、そのキャリアの中で歌手としての期間は短かったようだ。
だから、今回紹介する「They Don't Know:邦題夢見るトレイシー」と、アップテンポでノリ良い「Breakaway」以外の曲は割と知られていないかもしれない。

「They Don't Know」は60sのモータウン系、シュープリームスあたりをイメージさせるような甘いポップソングだ。
トレイシー自身はコメディアンでもあるため、演技で勝負するという感じで、それほど美人でもない(そこが良いのだが)
PVはさすがによく出来ていて、この歌のように明るくも切ない感じがよく出ている。
では、「They Don't Know」を。
http://www.paradise-engineering.com/quotation/theydontknow.mp3

夢みるトレイシー(K2HD/紙ジャケット仕様)

夢みるトレイシー(K2HD/紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: トレイシー・ウルマン
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2006/03/15
  • メディア: CD


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マージービートを聴く 5 [音楽]

ザ・フーといえば、昔見たテレビのビデオクリップだと思うが、持っていたギターをステージの床に叩きつけて破壊してしまうシーンがとてもショッキングで、印象に残っている。
方や、愛するギターを宝物のように扱う人もいるのに。「何てことするんだ!」と、子供心にも凄惨なシーンに思えて、暗々とした気持ちになった。
破壊衝動というのは人間だれでも持っているものだと思うが、商売道具をぶっ壊すという行為は理解しがたく、演奏フィナーレのパフォーマンスだったのだが、ためらいはまったく感じられなかった。
心理的にはハイな状態。恐らくは絶頂感にあるのだろうか?
まさしく「ロックは破壊だ!」と言うことだろうが、実際、後のパンク・ロックのアーティストに大きな影響を与え、クラッシュなどは「ロンドン・コーリング」のジャケットにおいて、それを実践して見せている。
今思えば、その破壊行為を行う心理状況、理解できないこともない。
若気の至りというか、若いうちは何かと無謀なことをやってみたくなるものだ。

「マイ・ジェネレーション」は、全英2位まで上昇し、ザ・フーの知名度をアップさせた初期のヒット曲だ。
また、この曲はのちに映画「さらば青春の光」において挿入歌として使用されたことも話題を呼んだ。
この映画ではゲスト出演とも言うべき、モッズのエース役の(スティング)の存在が光っていて、そちらに目を奪われてしまうのだが、主役のジミー(フィル・ダニエルズ)の鬱屈した少年役もなかなか良い。
ダンス会場にて、ムーディーな曲にあわせて皆が踊っている姿を不満大有りで見つめるジミー。すぐさまムーディーな曲のレコードを「マイ・ジェネレーション」に切り替えてしまう。すると今までゆっくり踊っていた連中は、急にタテノリになって踊ってしまう(笑)
憧れの存在エース(スティング)の現実の姿を見てしまったジミーはやけくそになって、エースのべスパをかっぱらい、崖からもろとも身投げしようとするが、結局出来ないで自身の情けなさや愚かさを痛感し、とぼとぼと歩き出す。
自由に生きようとしてはいるが自由をかましきれない、若者の持って行きようのない不満、エネルギーが充満した映画だ。

では、「マイ・ジェネレーション」を聴いてみよう。
http://www.williambowles.info/music/My%20Generation.mp3

The Who Sings My Generation

The Who Sings My Generation

  • アーティスト: The Who
  • 出版社/メーカー: Sony International
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


さらば青春の光

さらば青春の光

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2005/11/25
  • メディア: DVD


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スプリンクラーの虹の雨・・ [音楽]

普段はテレビなど観ないのだが・・
偶然見てしまった音楽番組にトキオが出ていて、この曲を演奏していた。
「最近の歌謡曲など・・」と思いつつも、妙に気に入ってしまった;

ハードボイルドな詩と長瀬クンのダーティーな歌い方がカッコイイ。
いいじゃん、この曲。
で、よくよくみたら甲斐よしひろ氏の作品。
おおっと、俺としたら甲斐バンドが好きなので、どうりで。
詩の内容もいかにも甲斐氏らしい・・ようべつ・・


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マスターズ・オブ・チャントⅡ [音楽]

「エニグマ」は第二次世界大戦中、ナチスが使用した暗号機の名であり、ドイツ語で「謎」を意味する。
その「謎」をグループ名に冠したのが「Enigma」であり、その名のとおり正体不明のバンドだったが、ルーマニアの音楽プロデューサー
ミカエル・クレトーのワンマンバンドであることが近年明らかにされた。
初期の段階でグレゴリオ聖歌を軽快なダンスビートに乗せたヒーリング系ハウスミュージックで話題を呼んだが、まだマニアックな範疇だった。
そして、日本での知名度が飛躍的に上がるキッカケとなったのが、98年発表の「Return To Innocence」で、夜のニュース番組のテーマ曲として使用され人気が上昇した。
素性が明らかでない謎のミュージシャンの不思議な融合音楽という、不思議大好きな日本人にとって大いに興味をそそるものであり、充分刺激的なサウンドでもあった。
この曲は男性の味のあるスキャットが印象的だが、メインボーカルはミカエルの妻のサンドラということである。
↓PV
http://www.dailymotion.com/visited/search/enigma/video/x24h8_enigma-return-to-innocence


Return to Innocence

Return to Innocence

  • アーティスト: Enigma
  • 出版社/メーカー: EMI Int'l
  • 発売日: 1998/11/17
  • メディア: CD


その、「Enigma」に在籍していたという(?)フランク・ピーターソンが代表をつとめるプロジェクトが「GREGORIAN」だ。
元々、「Enigma」のヒット曲「サッドネス」や「ザ・ヴォイス&ザ・スネイク」は、彼の作品であり、演じている音楽はほぼ、「Enigma」そのものの音といっても過言ではない。
60年代~最近のロック・ミュージックをモチーフに、得意のグレゴリア聖歌で味付けしてある。
たまにはこのような荘厳なグレゴリア聖歌+ダンスビートでヒーリングのひと時を得るのもいいだろう・・・・
では、「Masters Of ChantⅡ」からオリジナル曲「Moment Of Peace」
http://www.psylive.ru/artlib/mp3/Gregorian%20Moment%20Of%20Peace%20Master%20of%20Chapter%20II.mp3

マスターズ・オブ・チャント(2)

マスターズ・オブ・チャント(2)

  • アーティスト: グレゴリアン
  • 出版社/メーカー: ネットワーク・レコード
  • 発売日: 2001/10/10
  • メディア: CD


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オール・シングス・マスト・パス [音楽]

俺が中学生だった頃、今のようなCD屋さんは無くレコード屋さんの時代だった。
現在のようにすっかりCDに慣れ親しんでしまったところで、改めてLPレコードのジャケットを
手にとってみると、少なからずその大きさに圧倒される。

音質的にはCDに負けてしまうのか?というと、そうでもないから面白かったりする。
これは再生する装置によって、かなり感触が違って表現が曖昧になるのだが
柔らかく暖かい音がする。そしてCDよりも低音が豊かで腹に響く感じというか・・
CDの場合はその逆で、音がきつかったり、冷たかったりと・・いった感じ。
もちろん、人によってその感じ方はマチマチだと思う。

そして今となって一番の魅力は、直径30㎝のレコードが収められたLPジャケットの大きさだ。
音楽配信などに押されてCDの売れ行きが不振なこの時代、なぜか紙のジャケットのCD
通称「紙ジャケ」の売れ行きが好調であるという。
俺も何枚か持っているが、やはりLPのミニチュア盤といった雰囲気、作りも丁寧で持っていて
悦びを感じられる。ちゃんと両開き(ゲートフォールド・カバーという)まで再現してあったりする。
昔のLPはほとんど紙ジャケだったわけで、いい意味で懐古趣味なのだ。

中学生だった頃、欲しくても手が出なかった高嶺のレコードがあった。
ジョージ・ハリスンの「オール・シングス・マスト・パス」だ。
これは当時としては珍しい3枚組のLPで、そのため定価¥8000ぐらいしてたと思う。
一度に3枚も入っているため、当然ボックス入りの豪華な造りだった。
乏しいお小遣いでLP三枚購入したと思えば買えたが、勇気が無かったのだ。
後年、CDが発売されたが2枚組になってしまった。仕方が無いのでこれを購入。中古で;
CDの音はジョージ自身がリマスターし、大変クリアーなサウンドになった。
でも欲しいときが、一番美味しい時なのだ・・

「オール・シングス・マスト・パス」は70年代ロックの金字塔とも言われているジョージの大傑作だ。
ビートルズ時代、アルバム一枚につき2曲までという暗黙の制限があり、大いに不満だったようだ。
その積もり積もった不満を実際に具現化し、大爆発させたアルバムが本作なのだった。
では、その中から一曲、タイトル曲「All Things Must Pass 」
http://honkytonk.com.ne.kr/Music/AllThingsMustPass.wma

All Things Must Pass

All Things Must Pass

  • アーティスト: George Harrison
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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ビートルズ「LOVE」 [音楽]

こだわるファンにとっては「?」の、こだわらない人には楽しいオリジナル・ビートルズのマッシュ・アップだ。
何しろ、ジョージ・マーティンとその息子が、オリジナルマスターテープを聞き込み、それぞれの楽器の各パートごとにばらばらにし、再構築及びリニューアルしたCDなのだ。
(・・・今は4トラックに録音された楽器や声を分離できる技術があるのか?)
いままでに海賊版でリミックスやテープスピードをいじるなどといった、禁断作業を行った非公認CDが発売されてきたが、まぁ、ジョージ・マーティンの仕事だから、オリジナルを知りつかした人だから、全てが許されてしまう。
また、そういった海賊版に対するけん制の意味をあるのだろう(アンソロジーがそうだった。)

ただし、初心者向けではないと思う。
これは、「アンソロジー」にも言えることだが、ビートルズを初めて聴く人は、出来ればUSオリジナルを、もしくは「パスト・マスターズ」、最悪でも「ビートルズ1」を聴くべきだと思う。
何も構えて聴け、ということでもないが、やはりオリジナルが素晴らしいからで、それを聴くことで妙な誤解をしなくてすむし、当時の録音技術、雰囲気がよく分かるものだと思う。
これは、「アンソロジー」ほどでは無いと思うが、思えば「アンソロジー」が発売されてしばらくすると、中古CDショップに沢山並んでいたのを覚えている。
恐らくは、初めてビートルズに触れた人が、「なんだか寄集めのジャムセッションみたいだ・・」的な
感想とともにがっくりし、売りに出してしまったのではないだろうか?

しかし、少なくともこの「LOVE」はビートルズを育てたジョージ・マーティンとその息子(付録か?)のプロデュースで、適度な緊張感とともに、最後まで飽きずに聞く事が出来る。
「アンソロジー」ほど悲惨なことにはならないだろうが、しかしコアなファンからすれば(?)かもしれない。では、一曲聴いてみよう「ゲット・バック」。
http://filexoom.com/files/2006/10/28/39818/The%20Beatles%20-%20Get%20Back.mp3

LOVE (通常盤)

LOVE (通常盤)

  • アーティスト: ザ・ビートルズ
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2006/11/20
  • メディア: CD


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スレッジ・ハンマー [音楽]

20代の頃、当然そのころから洋楽を聴いていたわけだけれども
少し気取っていたというか、ひねくれていたところがあった。
洋楽が好きという前提の上で、人によく「好きなミュージシャンは誰?」と聞かれて、本当だったら
ビートルズです、ティアーズ・フォー・フィアーズです、と素直に答えればいいものを
「クラッシュです、ジョーストラマーの音楽的指向性に傾倒しています」だの「ベルベット・アンダーグラウンドです、マイナーゆえの孤高性が好きなんです」なんて調子こいた事を言っていた。
意味もよく分からないで・・・いや、今でもよく分かっていないが(笑)

なぜ、当時はそんなんだったかというと、同世代で洋楽について語り合える人間がいなかったからだ。
いたとしても、せいぜいアバやノーランズ、ビリージョエル程度で、明らかにコマーシャルな洋楽についてで、「ダンシング・シスターが(・∀・)イイ!!」とか「オネスティはネスカフェだぜ!」と行った軽い会話に終始していた。
だれも、「ドクターフックはアメリカのぴんからトリオだよ」とか「クォーターフラッシュがいいね、リンディ・ロスの苦しむような声がたまんない」といったマニアックな会話は全く無かった。
「話せる奴がいねーゼ!」と、勝手に自爆しひねくれていた。
今思えば、そんなしょーも無いことにこだわった視野が狭いガキだったわけだ(笑)

ピーター・ガブリエルを聴き出したのは、丁度「Ⅲ(サード)」のころからで、きっかけは
前の記事で書いた「元春レディオ・ショー」で紹介していたからだ。
佐野さんは「ガブリエル」を「ゲイブリエル」と発音し、俺も真似てピーター・ゲイブリエルと言っていた。
そんなところは、同世代の連中と変わりはしなかった。
当時のピーター・ガブリエルは変人で、奇妙奇天烈な格好と民族音楽とシンセを取り入れた
マニアックな音楽で、人と違う音楽を聴いているということで、何となく優位(実はバカ)だった。
ところが「so」が出て、「スレッジハンマー」が全米№1になってしまうと、マニアックでもなんでも
無くなってしまった。
ジャケットを見ても何だかクールなヤッピーみたいで、何だかフツーになっちまった、と、少しがっくり。
でも、その頃から変なこだわりも少なくなったような気がするし、ビートルズが好きと普通に言える
ようになった気がする。
「so」にしても、ピーター・ガブリエルの作品の中では最も好きだし、「スレッジ・ハンマー」はかっこいい曲だと思う。
http://bolhapiac.valodi.hu/Ford/03%20Sledgehammer.mp3


So

So

  • アーティスト: Peter Gabriel
  • 出版社/メーカー: Geffen Records
  • 発売日: 2002/05/07
  • メディア: CD


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元春レディオショー [音楽]

81年、NHK-FMの夜10時からの「サウンド・ストリート」月曜のパーソナリティは佐野元春さんだった。
番組のタイトルは「元春レディオショー」
丁度、2ndアルバム「HEART BEAT」とシングル「SOMEDAY」を発表し、ブレイクした頃だ。
通常、月曜日と言うとブルーマンディで気が滅入りがちなのだが、元春レディオショーが始まる
頃には、土曜日の夜のようにわくわくしたものだ。

元春レイディオショー!!のCMタイトルが15分間隔だったか、まるでアメリカのラジオ番組のように
入り、まだ聴いたことの無い世界の音楽を聴かせてくれた。
「~・・気に入ってもらえたら、うれしいです。」的な独特のしゃべりも印象的だった。
でも非常に残念なことに、せっかくエアチェックした番組のカセットも、床上浸水の洪水でパー
になってしまった;;
今では当時の記憶を振り返り「ああまた聞きたいな、CDで発売してくれないかな?」と思う。

「元春レディオショー」はもう無いけれど、その延長線にあると思われる本が手元にある。
93年にピアBOOK から発売された
「The Circle of Innocence, 佐野元春をめぐるいくつかの輪のなかで」だ。

この本は、同年発売されたアルバム「The Circle 」とリンクするもので、表紙は一緒だ。
内容は「The Circle 」について、佐野さん自身の音楽観、思想などをメインに、BGMとして
記事の内容に対応した音楽の紹介、たとえば、夢のテーマについては
スザンヌ・ヴェガの「夜の影」やジョン・レノンの「夢の夢」等の曲の紹介。
海のテーマについてはリュック・ベッソン監督の映画「アトランティス」などのマルチメディアの
紹介が随所にちりばめられている。
ファンにとってみれば非常に素晴らしい本なのだが、残念ながら現在は入手困難だ。

正直、このブログの元ネタにも少し使っていたりする;
この本の序章に印象的な文章があるので紹介しよう。

トランジスタ・ラジオの前で少年は待っていた。
夜が明けるまで聴いていることも少なくなかった。
少年にとってラジオは夜の学校であり、それは昼の学校よりも
はるかに多くのことを彼に教えてくれた。

「元春レディオショー」が先生だった、というと大げさに聞こえるだろうか?
少なくともこの番組と「クロスオーバー11」が俺の人格を形成しているのは確かだ。
http://www.moto.co.jp/works/ram/ESCB1320_06.ram


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ウィル・ユー・ラブ・ミー・トゥモロウ [音楽]

ハーマンズ・ハーミッツの「I’m Into Something Good」の記事の流れです;

前回も書いたが、この曲はキャロル・キング&ジェリー・ゴーフィンの共作によるヒット曲で
60年代当時この二人は大変な売れっ子ソングライティングコンビで、ヒット曲を大量生産していた。私生活においても二人はパートナーで、コンビネーションの良さは抜群。
二人のベビーシッターをしていたリトルエヴァの普段の鼻唄に目をつけたキャロルが
「ロコモーション」をレコーディングさせ、売り出したところ空前の大ヒットとなったという、
シンデレラストーリーは有名な話だ。
しかし売れっ子ではあっても、まだ広く世に出たわけではなく、悲しみをひとつ乗り越える必要があった。

キャロル・キングがシンガーソングライターとして広く世間に知れわたるようになるのは
彼女自身のセカンドアルバム71年の「タペストリー」からで、このアルバムは全米チャートで15週連続№1というビートルズのアルバム並のメガヒットとなった。
このアルバムで有名な「ウィル・ユー・ラブ・ミー・トゥモロウ」は60年代にシレルズのために書いた曲で作曲はもちろんジェリー・ゴーフィンとの共作だ。
しかし、二人はすでに仕事のトラブルが発端となって、68年には離婚していた。

「ウィル・ユー・ラブ・ミー・トゥモロウ」。何気なく聴けば情緒的な雰囲気のいい曲だ。
しかし、その詩は、恐ろしいくらいにロマンチックだ。;;;
Tonight you're mine completely  You give your love so sweetly
Tonight the light of love is in your eyes  But will you love me tomorrow?

この曲を作った当時の二人の仲はhotだったわけで、その曲を改めて取り上げ
噛みしめるように歌う彼女の心境どんなものだろうと、考えてしまうわけですよ。
ではその名曲を聴いてみよう。

Will you still love me tomorrow

Tapestry

Tapestry

  • アーティスト: Carole King
  • 出版社/メーカー: Legacy
  • 発売日: 2001/11/05
  • メディア: CD


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マージービートを聴く 4 [音楽]

ビートルズのアメリカでの成功をキッカケに、「俺たちもアメリカで一旗揚げようや」という
マージービート・グループがどんどん現れた。
ビートルズほどの大成功ではないにしろ、その次に成功したと言えるグループが
ハーマンズ・ハーミッツ:HERMAN'S HERMITS だ。
彼らはマンチェスター出身で、正しくマージービート・グループとは言いがたいのだが
ブリティッシュ・インヴェイジョンの波にのり、アメリカで成功を収めることができた。

アメリカで売り出す前に、すでにアニマルズ等を手がけた名プロデューサーのミッキー・モストと
契約、ボーカルのピーター・ヌーンの爽やかイメージを全面に出したアイドル・グループとして
売り出そうということになった。
デビュー曲はキャロル・キング&ジェリー・ゴーフィン作の「I’m Into Something Good」で、
ポップで爽やかなこのナンバーにより、全英№1を獲得。アメリカ行きを前に最高のスタートを
きったわけだ。
ちなみにキャロル・キングの作品は当時マージービート・グループに人気があったらしく
ビートルズもファーストアルバムで「Chains」をカバーしている。

アメリカに進出してからも、「ミセス・ブラウンのお嬢さん」や「ヘンリー8世君」等といった
アイドルソングを連続ヒットさせ、主演映画も作るなど順風満帆だった。
しかし、モンキーズが出てくると、その人気にかげりが見え始め、68年ごろには本国イギリスでは
まだまだ人気があったが、アメリカではサッパリ売れなくなってしまった。
そしてブリティッシュ・インヴェイジョンが落ち着いたと同時期、71年にバンドは解散した。

彼らのデビュー曲である「I’m Into Something Good」は邦題が「朝からゴキゲン」で、そのタイトル
通り、聴いているとなんだがゴキゲン?になってくるかわいい曲だ。
朝からごきげんなんて、そんな気分の日はめったに無く、たいてい「朝からどんより」だ(笑)
では、その曲を聴いてみよう。
http://www.peternoone.com/mp3/the_story/im_into_something_good.mp3

Very Best of Herman's Hermits

Very Best of Herman's Hermits

  • アーティスト: Herman's Hermits
  • 出版社/メーカー: Emi Gold
  • 発売日: 2005/05/16
  • メディア: CD


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