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Thunderhead [音楽]

関東甲信越地方の梅雨明けは平年の予報だと、7月22日ごろということなので、そろそろのはずなのだが、最近の予報はわざと曖昧に発表しているのか一週間位平気で誤差が出る。
台風とか雷の予報は危険や災害を伴うため、割りと的確なのだが、梅雨明けとなると緊急事態でもないので、まったくのんびりした感がある。
今日の天気を見れば快晴で、朝は雲ひとつなかったが梅雨明けというと、まだのようである。
温暖化問題は別にしても真夏が暑いのは当然なので、早くこうカラッとした夏になってほしいものだ。

さて、真夏に相応しいタイトル「Thunderhead 」だ。
マルコム・ダグリッシュ&グレイ・ラーセンの82年のアルバムであるが、アイリッシュ系のニューエイジというジャンルになるのだろうか。
マルコム・ダグリッシュというと、以前も紹介したことがあるのだが、ウインダム・ヒルの仕事でおなじみのハンマーダルシマー奏者である。
http://blog.so-net.ne.jp/usui/2006-12-26
グレイ・ラーセンとは、このアルバムの後にアイリッシュバンド「メタモラ」結成する。
ラーセンはフルートの他、ホイッスル、フィドル、コンサーティナ、ハーダンガーフィドルと、聴きなれない古楽器を多数演奏するマルチプレイヤーぶりである。
また、ゲスト参加でこれもウインダム・ヒルでおなじみ「ナイト・ノイズ」のミホール・オドネルらが参加しており、このアルバムはいわば「メタモラ」と「ナイト・ノイズ」のコラボレーション的アルバムということができる。

アルバムタイトル曲「Thunderhead 」は、まさしく湧き上がる入道雲をイメージしたかのような、もしくは雷雨の前の不穏な気配、どことなく胸騒ぎを覚えるような曲だ。
そういえば、最近は入道雲を見た記憶が無い。入道雲イコール子供の頃の記憶。
夏休み。蝉の声や入道雲、かき氷、麦藁帽子等の記憶が蘇る。釣りに出かけて空がゴロゴロしてきて、入道雲が出ていた空は真っ暗になっていて、慌てて家に帰ったものだった。
今年の夏は入道雲の写真でも撮ってみようかな?
http://www3.zero.ad.jp/j-usui/thunderhead.mp3

ハンマーダルシマーは透明な音色でどちらかというと、真冬の音だと思っていたのだが、このアルバムではひんやりとした氷のような音色で真夏の涼しさみごとに演出しているようだ。
曲の試聴はAmazonでも出来るのだが、本家ラウンダーのサイトの方が全曲メディアプレイヤーで、良い音が聴ける。
http://www.rounder.com/?id=album.php&catalog_id=4639

※なぜかAmazonでジャケットが表示されないので、↑にアップしました;

Thunderhead

Thunderhead

  • アーティスト: Malcolm Dalglish w, Grey Larsen
  • 出版社/メーカー: Flying Fish
  • 発売日: 1992/09/29
  • メディア: CD


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コメント 4

チャッピィー

おはよう御座います。
音楽情報に凄く詳しいのですね・・
by チャッピィー (2007-07-25 05:37) 

びっけ

このアルバムジャケットの入道雲は凄いですね!
真夏そのものを感じます。
アイリッシュ系・・・素朴なようでいて飽きがこない・・・心地よいですね。
by びっけ (2007-07-25 23:08) 

雨水

deacon_blueさん、niceありがとうございます。

xml_xslさん、niceありがとうございます。

チャッピィーさん、nice+コメントありがとうございます。
いいえ;広く浅く聴く方なので詳しくは無いと思ってますよ。

びっけさん、nice+コメントありがとうございます。
気象庁によれば、梅雨明けは8月にずれる可能性があるそうです。
はやく入道雲が見たくなってきました。
by 雨水 (2007-07-26 11:35) 

雨水

noricさん、niceありがとうございます。
by 雨水 (2007-08-05 16:57) 

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