SSブログ

マージービートを聴く 2 [音楽]

イングランド北西部にある港町リバプール。かつては奴隷貿易などで栄えた暗い歴史を有するが
現在ではその歴史をかき消すかのごとく、ビートルズの生まれ故郷、または観光地として、
マージービート発祥の地として、世界中に知れ渡っている。
もちろん俺は行ったことは無いが。日本だったら、横浜のような感じになるのだろうか。
60年代当時の港町リバプールは、交易の関係上、外国からの多くの労働者が出入りしていた。
当然、そのような労働者がもたらす外国からの情報や音楽、それら客を目当てにしたパブやクラブ
などが多数点在していたという。
奴隷貿易の暗い過去を持つ港町であるが、音楽的偏見は全く無く、米国からの黒人音楽、
それらをベースにしたR&B、R&R等が広く受け入れられた。
当時の音楽的情報源はラジオ、レコード店くらいしか無く、それでも外国から異文化や刺激を
もとめる若者たちは、それら情報源を元にはじめは模倣で、しかし徐々に独自に吸収アレンジし
パブやクラブで生バンドのライブパフォーマンスとして、演奏するようになった。
港町リバプールという土壌といくつかの偶然が重なり、やがてビートルズ等を輩出するマージビート
のムーブメントは興った。それは本当に奇跡だったに違いない。

さて、恐らくゾンビーズというグループは知らなくても「Time Of The Season」という曲は多分皆知っているはずだ。
いや曲名でピンとこなくても、日産の小型車TIIDAのCMといえばピンとくるだろう。
それほど有名でカッコイイ曲だ。まったくゾンビーズというネーミングが少なからず、偏見と災い
をもたらしているのではないかと思えてくる。
実際、彼らが解散してしまってから「Time Of The Season」は売れたのだから。
そんな彼らのデビューシングル「She's Not There」を聴いていただこう。
この曲はビルボードで全米2位まで昇った大ヒット曲で、「Time Of The Season」と同じ雰囲気
を持つ曲だ。
http://www.indiansprings.org/images/playlist/01%20She%27s%20Not%20There.wma


ビギン・ヒア(紙ジャケット仕様)

ビギン・ヒア(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: ザ・ゾンビーズ
  • 出版社/メーカー: インペリアルレコード
  • 発売日: 2004/05/26
  • メディア: CD


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 2

びっけ

「Times Of The Season」・・・あの♪ダダッダンというイントロからして、もう最高にカッコいい曲ですよね。
あれを車のCMに使ったのはnice!だと本当に思います。
しかし、正直な話、この曲が、ゾンビーズの曲とは認識していませんでした。
本当に、グループ名がいまいちだったと思います。(^^;
by びっけ (2007-03-11 14:48) 

雨水

びっけさん、nice+コメントありがとうございます。

今日CM確認したら、別の曲にすでに変わっていました。
そうです、グループ名はいまいちですが、クールでかっこいい曲が多いです。
by 雨水 (2007-03-12 03:45) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。