ビックカントリー [音楽]
一発屋という言葉はいつごろから使われはじめたのか分からないけど、70年代以前からすでにそのような人たちが存在していることから、結構古くから使われていた言葉なのかも知れない。
もっとも、後世になって定義が明確化され、さかのぼってこの人は一発屋だった、という不名誉な認定によって、わりと強引に一発屋とされるケースも少なからずあるだろう。
その定義というのがWikipediaに載っているので、そのまま引用してみよう。
一発屋(いっぱつや)とは、デビュー以降、1作品だけがヒットしたがその後ヒットに恵まれないまま引退してゆく、または名前が聞かれなくなってしまう、「花火のような(一度火をつけると美しく燃えるが、燃えカスはごみである)」歌手や作家、映画監督、芸人を指して侮蔑的な意味合いで使われる言葉。
燃えカスはきつい;不完全燃焼ということだ。
認定を受けた人たち、いや世間的にそう広く認知された人たちにとっては、はなはだ不本意なことだろう。
本当に一発で消えていく人たちもいるだろうが、その後地道に活動していたりするのだ。
ただ、そのインパクトの強い一曲のために、それを乗り越える作品が出来ずに苦しんだり、幸運や転機が訪れないままにしぼんで零落してしまっているのが現状だろう。
しかし、考えようによっては不名誉なことでは無い。
インパクトのある一曲のおかげで、我々の記憶に永く留まることになるのだから。
80年代に「インナ・ビッグ・カントリー」という曲を大ヒットさせたビッグ・カントリーという、スコットランドのロックグループ。
リーダーのスチュアート・アダムソンが近年亡くなったため、再生は不可能になってしまっている。
一発屋では無いと思うが、この曲はとにかく強烈なイメージがあるため、自分の中では良い意味で一発屋だ(笑)
バグパイプのようなギターサウンドがいかにもスコットランドやアイルランド風の伝統的な音色なのだが、乾いたビートが若干U2を思わせる。
随所に入るスチュアートの「シャア!!」という掛け声とともに、疾走感のあるサウンドだ。
http://www3.zero.ad.jp/j-usui/2.mp3
- アーティスト: オムニバス, ディキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ, リップス, マイケル・センベロ, フランク・スタローン, シャーリーン, ビッグ・カントリー
- 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
- 発売日: 1997/12/21
- メディア: CD
「誰が一発屋やねん!!」というアルバムタイトルがすごいですね。(笑)
ビッグ・カントリー、おぼえていますよ。
個人的には、マイケル・センベロの「マニアック」大好きでした!
by びっけ (2007-07-07 10:29)
こんにちは。
音楽の世界って難しそうですね。
一発屋・・そう言う表現あるんですね。
by チャッピィー (2007-07-07 10:34)
deacon_blueさん、nice+コメントありがとうございます。
びっけさん、nice+コメントありがとうございます。
マイケル・センベロ。いましたね(笑)フラッシュダンス!
「誰が一発屋やねん!!」は、曲を聴けば思い出すだろうけども、なんだか知らないひとばかりですね;
チャッピィーさん、nice+コメントありがとうございます。
一般的に一発屋ですが、スポーツの世界だとビギナーズラックとかフェイクとか言うのかな?ちょっと違うか;
by 雨水 (2007-07-07 22:01)
当地にもいますよ、一発屋。
by noric (2007-07-08 16:03)
BIG COUNTRY、思い出しました(笑)。
雨水さんも文中で触れてらっしゃいましたが、あのギターの音色(バグパイプみたい)が、かなり印象的でした。
スコティッシュのアイデンティティなんでしょう、あの音が。
by DEBDYLAN (2007-07-08 16:50)
亀レスで、申し訳ありません;
今週は残業つづきでして、閲覧もままならず。
noricさん、nice+コメントありがとうございます。
DEBDYLANさん、nice+コメントありがとうございます。
>バグパイプみたいな音色
佐野元春さんの過去のアルバムSweet 16の中に 「ボヘミアン・グレイブヤード」という曲がありますが、この曲もバグパイプのような音色(シンセ)が印象的です。
バグパイプの音色には何となく、ノスタルジーを感じてしまいます。
by 雨水 (2007-07-13 05:42)