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スティッキー・フィンガーズのジャケット [音楽]

初めて買ったストーンズのLPが「sticky fingers 」。
ストーンズのベストスリーを選ぶとすれば必ず入るほどの名盤だ。
このLPは実家に置いてあるのだが、本物のジッパー(たしかYKKだかのファスナー)が付いていて
インナーにブリーフ写真のカードが入っている。
ミック・ジャガーがあくびをして写っている。ミック・テイラーはアイドルのようだ。
ベルベット・アンダーグラウンドのバナナジャケットと同じく、アンディー・ウォーホルの仕事だ。
このジャケットは賞賛を浴びる一方で卑猥であるとされ、物議をかもし出されもした。
何が卑猥なのだろう?昔と今とじゃ見方が違うだろうが、明らかに右寄りなのがまずいのだろうか。

ま;それもさておき、このLPは取り扱い注意だったのだ。
他のLPと同じくレコードケースに入れられない;本物ジッパーの部分が突起凸しているため
きっちりケースに収めてしまった場合、前列のLPにダメージが・・・
という訳で、この「sticky fingers 」だけ孤立して収納するか表向きにして飾るほか無かったわけで
それを想定して、右寄り+突起凸の装丁にしたのであれば、これはもう、計算されたジャケットと
いう他ない。
立体的という点では「サージェント・ペパーズ」のジャケットよりも優れている。
たしか「サタニック・マジェスティーズ」はホログラムジャケットだったけど・・

「サージェント・ペパーズ」で思い出したが、日本語のライナーにたしかこう書いてあった。
「このアルバム(の4人)は永久に歳をとらない!」
んなもん、写真なんだからあたりめーじゃねーかよ!!の、つっこみを誘った表現だったのだろうが
その表現がアリならば、「sticky fingers 」についてもこう言える
「この右寄りは永久に治らない」と・・・・ ○| ̄|_

・・ジャケットひとつとってみても素晴らしいのに、中身はもっとすごいのだ。
「ブラウン・シュガー」から「ムーンライト・マイル」まで捨て曲が無いのだ。
このアルバムから参加しているミック・テイラーについては賛否両論があるようだが
それまでと違ったスパイス的な刺激があって、非常に良い緊張感が溢れていると思う。
どの曲も捨てがたいが、どれかひとつ持っていくとすれば「アイ・ガット・ザ・ブルース」かな。
若かった頃、この曲を聴いて「おお、これがブルースっちゅうもんか?」などと、ほんとに青かったんだよね・・・ 
では、その「I Got The Blues 」を。
http://rimone.org/mp3/I_Got_the_Blues.mp3


Sticky Fingers

Sticky Fingers

  • アーティスト: The Rolling Stones
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 1994/07/26
  • メディア: CD


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コメント 2

deacon_blue

☆ そういえば紙ジャケ復刻盤にもジッパーがちゃんとついていたと思います。凄く短かったけどそりゃそうでしょうね。どうせでかジャケになるんだろうな,あのディストリビューター(レコード会社)だから。。。(苦笑)。
by deacon_blue (2007-03-15 23:48) 

雨水

deacon_blueさん、nice!+コメントありがとうございます。

>凄く短かったけどそりゃそうでしょうね。
CDの方は全く見てなかったけど、ホントだ(笑)これはちょっと無理がある。
しかし、「でかジャケCD」。商魂たくましいです。
by 雨水 (2007-03-17 00:27) 

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