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夢幻紳士 [漫画]

高橋葉介さんの代表作に「夢幻紳士」という漫画がある。
最近、コミック文庫で「夢幻紳士 怪奇篇」が発売され、それまで読んでなかった話が多数あったので、パラパラと拾い読みしているうちに面白くなって、購入してしまった。(¥1050という値段に少しためらったが)

黒のスーツに大きめな山高帽を被ったミステリアスな美少年、夢幻魔実也(むげん まみや)は
表向き私立探偵だが、実はテレパシー能力を持ち、人の心が読める超能力者でもある。
裕福な家庭に育ったためか、身のこなしが優雅で言葉遣いも丁寧だ。
仕事も趣味レベルでこなし、むやみに能力を使ったりせずプライバシーの侵害は行わない。
少年の夢幻魔実也はおおよそ、そんなキャラクターだ。

今回紹介する「夢幻紳士 怪奇篇」には青年の夢幻魔実也が登場する。
しかしシリーズを通して、少年期と青年期という区別などはないが同一人物か?というと、そうでも無いらしい。
青年の夢幻魔実也は齢、二十歳位、ミステリアスな上に妖艶さとクールさに磨きがかかった美青年で、青年の特権とも言うべき、酒、タバコをたしなみ(かなりのヘビースモーカーだ。)、女性経験も豊富である。
ユーモアのセンスもあり、淡々としているが義理人情にも厚い、頼みごとは断れない性格のようだ。

「半人形」より

個々のストーリーは描かれた年代、掲載された雑誌が違っているせいか、顔つきや身長が少し違っている。まあそれは仕方が無いことだとして、少年と青年の夢幻魔実也は恐らく別人で、これは作者である高橋先生も認めていることであるが何人かの夢幻魔実也が存在するらしい。
幻想篇、迷宮篇になってくると、人間ばなれしてきてほとんど超人である。
この篇では、いつものごとく猟奇的な事件が発生するのだが、怪奇篇だけに生首が吹っ飛ぶような怖いというかグロテスクな描写が多く含まれている。ただ、比較的乾いた表現でストーリーは進行するので、気分的に滅入るということは無いと思われる。いずれにしろ、グロが苦手な人はちょっと注意が必要だが、読み進めると面白く、夢幻魔実也の不思議な魅力に魅了されること間違いなしだ。




夢幻紳士 (怪奇篇)

夢幻紳士 (怪奇篇)

  • 作者: 高橋 葉介
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 文庫


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コメント 2

雨水

三文ライフさん、初めまして。niceありがとうございます。

チャッピィーさん、niceありがとうございます。

noricさん、niceありがとうございます。

曼珠紗華さん、初めまして。niceありがとうございます。
by 雨水 (2007-06-17 16:01) 

某ドカタ


Hしてお金もらえるって最高だな!!!!
ぶっちゃけテキトーにやっても月30万越えとか余裕だし(笑)

もう仕事辞めて、これ一本で食ってくわ!!!!(* ̄ー ̄)v
http://f95b4xw.fukushima.coresy.net/f95b4xw/
by 某ドカタ (2011-04-03 10:41) 

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