マカロニウェスタン [映画]
欧米ではスパゲティーウエスタンという。
イタリア人が作った西部劇だから、そう呼ばれている。皮肉なのか親しみなのか・・
ちなみにマカロニと名づけたのは、あの淀川長治さんである。
発端はセルジオ・レオーネ監督が黒沢明の「用心棒」にインスパイアされ、それを
モチーフに制作したのが有名な「荒野の用心棒」で、そこから発展していって、ひとつのジャンルが確立して行ったわけだ。
特徴は簡単に言うと、暴力的、残酷、ガンアクションシーンが多い。等か。
「怒りの荒野」なんか、きついなーと思う。
ジュリアーノ・ジェンマが私生児の役で、「どうせお前は私生児だ!」と、思いっきり罵られ
町中のみんなに馬鹿にされいじめられる。
だけど何とかそんな連中を見返してやりたくて名うてのガンマン(リー・ヴァン・クリーフ)に
弟子入りし、次第に頭角を現すというストーリーだ。
初めて見た子供の頃は、私生児の意味がわからず後で知ったときは、そんなことで馬鹿にされるのか!
と、思ったものだ。何となく白土三平の「カムイ伝」のカムイに似てるな、生い立ちが。
さて、そんな感じで少しドロドロしたマカロニウェスタン。
特に好んで何回も見直しているのが「ミスター・ノーボディ」だ。
もう引退を考えてるかつての名ガンマン(ヘンリー・フォンダ)と彼に憧れる無名の若者(テレンス・ヒル)の物語だ。あんまりドロドロはしていない。
何よりもエンニオ・モリコーネのテーマ曲が最高だ。使われ方も効果的。
だれでも一度は耳にしてると思う。素敵な曲です。
http://www.planetm.ch/aboutme/Maciste%20-%20Bud%20Spencer%20&%20Terence%20Hill%20-%20Il%20mio%20nome%20%E8%20nessuno.mp3
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